整形外科(診療案内)

整形外科とは

整形外科とは
整形外科では、筋肉や関節、骨、神経といった運動器の症状を診ています。肩、肘の動かし辛さ、首から手足の指まで身体全体における広範囲の症状、ケガ、障害を診て改善させるものです。こういった身体の問題が解決すると生活の質の向上に繋がります。当院では、整形外科専門医が骨折、捻挫、打撲などのケガをはじめとして手足の痺れ、腰痛・関節痛、スポーツ障害から骨粗鬆症まで、様々な症状を診療しています。違和感がある方や、生活に差し支えるような慢性的な痛みなどでお悩みの方は、お気軽に当院までご相談ください。整体や接骨院では対応が難しい手技、検査が多くあります。当院では単にお薬を処方するだけでなく、様々な提案を行っておりますので、お困りの際は遠慮なくご相談ください。

当院の整形外科の特徴

院長は「日本専門医機構認定整形外科専門医」

院長は「日本専門医機構認定整形外科専門医」
肩こり、腰痛、外傷、五十肩、膝痛、骨粗鬆症など、整形外科でよく対応する疾患に対して数多くの治療経験があります。お困りの症状がありましたら、お気軽にご相談ください。

西洋医学、東洋医学を
取り入れた効果的な
治療をご提案

西洋医学、東洋医学を取り入れた効果的な治療をご提案
鍼灸・マッサージ師が4名在籍しており、理学療法に加えて鍼灸といった東洋医学的な手法を実施します。肩こり、肉離れ、神経痛、後頭部から頸部にかけての痛みに効果的です。

慢性疾患には
リハビリテーションや
セルフケアをご案内

慢性疾患にはリハビリテーションやセルフケアをご案内
院長指導下で、6名の理学療法士が筋力低下を含めた運動器障害、膝関節症、変形性股関節、肩関節拘縮に対して、運動器リハビリ指導を実施しています。270m2のリハビリ専用フロアで患者様一人ひとりに指導します。

整形外科で診療する症状

腰痛症

腰痛症は、長期間通常とは異なる力が腰に加わって神経が圧迫されることなどが原因で、腰に痛みが生じている状態を指します。代表的な原因疾患には、脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、仙骨骨折、すべり症、腰痛分離症などがあります。他にも、炎症、感染、がんなどによって腰痛症が起こるケースもあります。

肩こり

首周りにある肩甲挙筋、僧帽筋などの筋肉が硬くなることで、張り、痛み、重さを感じるといった症状が起こります。主な原因は、姿勢不良、運動不足、ストレスによる血流低下と考えられています。また、めまい、頭痛、眼精疲労、吐き気など肩以外の症状が出る場合もよくあります。

首や肩・背中・腰などの各部位の痛み

腰、肩、首、背中の痛みの原因は様々で、外傷や疾患、運動不足などが考えられます。簡単な運動で改善するものもあれば手術が不可欠なものもあり、治療法も様々です。

骨粗鬆症

皮膚などと同様に、骨も新陳代謝を絶えず行っています。骨粗鬆症とは、骨の形成が骨の吸収に追いつかなくなって起こるもので、段々骨の密度が低下して折れやすくなってしまう状態です。特に閉経後の女性は、女性ホルモンの分泌が急に低下することで起こりやすいです。当院では、骨密度測定を実施しています。

骨折

骨折とは、骨にひびが入ったり完全に折れたりした状態です。交通事故、競技中の衝突、少し捻ってしまった時などに起こります。骨折の部位により様々な種類に分類されますが、どのような場合でも治療が不可欠です。
捻挫だと考えてそのままにしておいたら実は骨折していた、という場合も珍しいことではありません。高齢の方による起こる骨粗鬆症では、咳やくしゃみをした際に骨折することもあり得ます。中でも閉経後の女性は骨折しやすいため注意しましょう。

外傷

外傷とは、擦り傷、切り傷、やけどなどを指します。いずれも整形外科で治療可能です。小さいものなら自宅で応急処置による対応が可能ですが、傷ややけどの範囲が広く深い場合、きれいに早く治したい場合はなるべく早めに当院までご相談ください。

打撲、捻挫

硬いものにぶつけるなどして、皮膚や下層にある軟部組織が傷ついた状態を「打撲」や「打ち身」と呼びます。ぶつかって傷付いた患部は、青紫、その後は茶色、緑色、黄色などに変色し、さらに腫れや痛みなどの症状も生じます。
また、外圧がかかり、関節を支持する軟骨や軟部組織が傷つくことを「捻挫」と呼びます。腫れと痛み、皮下出血が主な症状です。多くの方が打撲と同じく一度は経験されていることと思います。症状が酷い場合、靭帯が断裂している可能性があります。
打撲も捻挫もよく起こる外傷ですが、医療機関でしっかり治療すれば治るまでの時間を短縮可能です。症状の程度が軽いからと放置せず、お気軽にご相談ください。

スポーツ時の外傷・障害(スポーツ傷害)

スポーツを行っている最中に起こるケガを「スポーツ外傷」と呼びます。肉離れ、捻挫、打撲、骨折、脱臼、靭帯損傷、切り傷、擦り傷などが該当します。さらに、特定のスポーツの動作を何度も行うことによって筋肉、靭帯、骨などが必要以上に使われた結果、症状が長期間出るものを「スポーツ障害」と呼びます。当院の院長はジュビロ磐田のチームドクターを担当しており、それぞれのスポーツ、個人のレベルに合わせて最適な治療を行います。

手足の痺れ・違和感

手足の違和感や痺れ、腰痛、背中や首の痛みなどの症状が長期間起こっている場合は、脊椎、脊髄疾患が起きている可能性があります。
症状が長期間続いている場合、仕事や家事などに差し支えている場合、箸が扱いにくいといった場合は、症状の程度に関係なく当院までご相談ください。

腱鞘炎(けんしょうえん)

腱鞘炎は、腱を保護している鞘の「腱鞘」に炎症が生じている状態を指します。「ばね指」とも呼ばれる手指の痛みが生じる「弾発指」と、手首の痛みが生じる「狭窄性腱鞘炎」に大別されます。
代表的な原因は、作業やスポーツなどによる手や手指の使い過ぎです。他に、携帯ゲームやスマートフォンの長時間利用も原因となるケースが見られます。

突き指

指に対して直線的に力がかかり、第一関節を伸ばす役目を持つ伸筋腱が傷ついた状態を指します。指の曲げ伸ばしが難しい、指が痛い、といった症状が現れます。また、亜脱臼や剥離骨折が同時に起こることもあります。

勤務中の外傷、事故(労災)

労働災害(労災)とは、通勤中や仕事中に起こったケガや病気のことで、労災保険による治療が可能です。当院は、労災保険指定医療機関に認定されています。そのため、患者様は通勤中や仕事中、業務内容が原因となって起こったケガや病気は、労災保険を利用して負担なく治療を受けて頂けます。

交通事故による外傷(むち打ちなど)

交通事故直後には自覚するような症状がなくても、翌日以降に腰や首の痛みといった症状が現れることがあります。そのままにしておくと症状が慢性化する可能性がありますので、早期改善のためにも必ず受診しましょう。また、時間が経過すると事故との因果関係が証明できなくなる恐れがあるため、なるべく早めに受診しましょう。

整形外科で診療する部位別の疾患

首の痛み、肩こり

  • 頚椎椎間板ヘルニア
  • 頸肩腕症候群
  • 頚椎捻挫(寝違え、むち打ち)
  • 頚椎症性脊髄症、神経根症
  • 変形性頚椎症

など

肩の痛み

  • 肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)
  • 頚肩腕症候群(肩こり)
  • 腱板断裂
  • 石灰沈着性腱板炎

など

肘の痛み

  • 離断性骨軟骨炎・内側側副靭帯損傷(野球肘)
  • 上腕骨外上顆炎(テニス肘、ゴルフ肘)
  • 肘部管症候群
  • 肘内障

など

手・手首の痛み

  • 関節リウマチ
  • CM関節症
  • 橈骨遠位端骨折
  • ドケルバン病

など

手のしびれ

  • 手根管症候群
  • 頚椎椎間板ヘルニア
  • 肘部管症候群

など

指の痛み・変形

  • 突き指(マレット変形)
  • 腱鞘炎(ばね指)
  • 関節リウマチ
  • へバーデン結節
  • 爪周囲炎

など

腰・背中の痛み

  • 急性腰痛症(ぎっくり腰)
  • 腰部脊柱管狭窄症
  • 腰椎すべり症
  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 坐骨神経痛
  • 腰椎圧迫骨折
  • 骨粗鬆症

など

股関節の痛み

  • 腰椎分離症
  • 単純性股関節炎
  • 変形性股関節症
  • 鼠径部痛症候群(グロインペイン)

など

脚のしびれ

  • 腰部脊柱管狭窄症
  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 後縦靭帯硬化症(OPLL)
  • 変形性脊椎症

など

膝の痛み

  • 半月板損傷
  • 変形性膝関節症
  • 大腿骨内顆骨壊死
  • 前十字靱帯損傷

など

すねの痛み

  • 肉離れ
  • 疲労骨折
  • 腰部脊柱管狭窄症
  • 脛骨過労性骨膜炎(シンスプリント)

など

足首・足の痛み

  • アキレス腱断裂
  • 足底筋膜炎
  • 足関節捻挫
  • 扁平足

など

足指の痛み

  • 巻き爪・陥入爪
  • 外反母趾
  • 痛風
  • 関節リウマチ

など

当院のブロック注射治療

トリガーポイント注射

痛みの引き金となっている部分に局所麻酔薬、または局所麻酔薬が主に含まれる薬物を注射し、痛みを除去する治療法です。局所麻酔薬によって神経を通して痛みが伝わる流れを遮り、神経の働きを一時的に休めます。そうすることで「痛みの悪循環」と呼ばれる状態をリセットできます。

超音波ガイド下穿刺

当院では、安心・安全な治療のため超音波ガイドに従って神経ブロック、腱鞘内注射、関節腔内注射などの処置を実施しています。また、できる限り細いブロック針や注射針を使用し、針を刺す時の痛みを抑えています。近年話題の筋膜リリース注射も同様に、超音波ガイドに従って実施しています。